私はお金が好きで昔から古銭を少々集めています。
男性にありがちな収集癖です笑
今日は私の持っている古銭を公開しながら、古銭投資(勝手に名前をつけました笑)の話と日本の貨幣の歴史を振り返ります。
古銭投資
古銭の定義は難しいところですが仮に古いお金とします。
私の持っている中で1番価値のある古銭は、昭和天皇御在位60年記念10万円金貨です。
古銭というより記念通貨と言った方が適切かもしれませんが。
↓ これが昭和天皇御在位60年記念10万円金貨
この10万円金貨は祖父の形見としてもらいました。
というのも、私が小さい頃祖父が10万円金貨を自慢しようと私に見せてきました。
お金が大好きな私がすごい食いついていたので、気を良くした祖父が「死んだらあげる」と発言。
そして、祖父が亡くなったとき親父とおじさんがそのことを覚えていて、私が10万円金貨をゲットすることに笑
この10万円金貨、最近の金価格の高騰により価値も上がっているそうです。
今だいたい金価格が1gあたり6,500円くらいで、この金貨に金が20g入っているので、130,000円になります。
店で10万円として使うより10万円金貨を売った方が高くなっています笑
今後の金価格の上昇に期待ですね!
価格の上昇といえば、1964年の東京オリンピック記念100円硬貨も今だと300円の価値があるみたいです(並の価格で。未使用とか美品だともっと高い)。※日本貨幣カタログ2014より
↓ これが1964年の東京オリンピック記念100円硬貨
これはまさに投資としていけるかも。
いつから300円の価値になったかはわかりませんが仮に発行から50年後とすると、50年で3倍です。
うーむ、50年で3倍はリターンが微妙すぎか笑
でも収集欲を満たしつつ投資にもなるってなかなかいいと思いませんか?笑
実は私、2020年の東京オリンピック(パラリンピック)記念100円硬貨を100枚ほど買いました。
↓左がオリンピック、右がパラリンピック
50年後生きてるかわかりませんがすごく楽しみにしています^^笑
古銭投資成功なるや否や。
日本の貨幣の歴史
私は歴史が好きなので日本の貨幣の歴史の話を少しします。
日本史、世界史、地理全部得意です。
高校社会の選択科目は地理で、センター試験は世界史で受けました笑。
センター試験の世界史は1ミスの98点!
日本史だと戦国時代が好きです。
戦国時代の貨幣ってどんなものが使われていたか知っていますか。
ただし、各地の大名が領内で作っていた金貨や銀貨の領国貨幣を除きます。
諸説ありますが、正解は宋銭と永楽通宝です。
↓ これが宋銭
↓ これが永楽通宝
これらは日本で鋳造された貨幣ではありません。
中国で鋳造された貨幣です。
宋や明の時代の中国から大量に輸入して日本に広まりました。
あれ、日本も富本銭とか和同開珎の貨幣を作ってなかったっけと思ったかもしれません。
実は、平安時代に絹を代用貨幣として使用していたため、貨幣の鋳造技術が廃れていったようです。
平安時代末期から鎌倉時代にかけて商業・物資流通が活性化すると貨幣の必要性が高まりました。
そこで宋の時代の中国から銅銭である宋銭を輸入して国内で流通させていました。
その後中国は明の時代となり貨幣が永楽通宝に。日本も鎌倉時代から室町時代に。
室町時代後期の戦国時代は、宋銭と永楽通宝が共に流通していた社会のようです。
日本史で撰銭(えりぜに)という言葉が出てきたのを覚えているでしょうか。
良銭と悪銭を選別する行為ですが、禁止する撰銭令がよく出されていました。
中国から輸入され長い時間使われると貨幣の状態も悪くなりますよね。
宋銭とか数百年も経ってるし。
ちなみに、織田信長は織田家の旗印として永楽通宝のデザインを用いていました。
理由はよくわかっていませんが、貨幣流通に早くから注目していたためと言われています。
そして、中国から貨幣の輸入が終わり国産の貨幣に戻ったのは江戸時代です。
1626年からはじまった寛永通宝です。
↓ これが寛永通宝です。
全国各地で鋳造され場所によって若干デザインが異なります。
庶民の貨幣として親しまれ、幕末まで鋳造されました。
明治以降も補助通貨として用いられ、大正や昭和初期でも使われることがあったみたいです。
こんな長い期間使われた貨幣ってすごいですね。
最後に
古銭の魅力は伝わりましたでしょうか。
小判いつか欲しいなー。
金の含有量が多い慶長小判が特に。
最近の金価格の上昇により高くなってますが。
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