今日は、ねこ太郎が注目しているルミナー・テクノロジーズの話です。
ルミナー・テクノロジーズは、ねこ太郎のポートフォリオで4番目に大きい金額の株です。
ルミナー・テクノロジーズとは
自動運転の技術を開発するアメリカのテクノロジー企業です。走行中に周囲の障害物などをレーザー照射により判別するLiDARセンサーを製造しています。
LiDARとは、Light Detection And Rangingの略語です。原理は、レーザー光を照射し、物体に当たって跳ね返ってくるまでの時間を計測し、物体までの距離や方向を測定します。
2020年12月にナスダックに上場しました。
CEOのラッセルによると、競合の企業が既成のLiDARを使うのに対し、ルミナーはLiDARのハードウエアを一から作り、これに対応するソフトウエアも開発しています。そのため、性能が一段と向上するとともに、コストも削減できるとのこと。
ルミナーの強みは、低価格かつ高性能のLiDARです。
グーグルの自動運転車が搭載しているLiDARの価格は、75,000ドルと言われているのに対し、ルミナーは、約500ドル程度。
しかも、この低価格な車載向けユニットの「Iris」は、炭酸飲料の缶くらい、重さは2ポンド(約900g)足らずで、車のバンパーに取りつけられるくらい小型です。
しかし、ルミナーはまだ収益化を実現できていません。2019年は、9,470万ドルの赤字(前年は7960万ドルの赤字)、売上高は1,260万ドル(同1170万ドル)となっています。
ラッセルによると、将来の受注高は約13億ドルになり、LiDAR1個あたりの利益率も高いとのことです。
将来がどうなるか楽しみですね。
なお、2020年にボルボと提携しました。次世代ボルボ車にルミナーのLiDAR技術を搭載するとのことです。
ルミナーの株価が今後将来的に上がると思う理由
LiDAR市場の拡大
フランスのヨール・ディベロップメント社によると、LiDARの2018年の市場規模は、13億ドルであり、2024年には60億ドルまで拡大する見込みです。このうち70%が自動車関連です。
CEOのラッセルがすごい
ラッセルは天才です。
なんとまだ25歳です。17歳でルミナーを設立しています。
2歳で元素周期表を暗記し、6年生の時には、親が携帯電話を買ってくれないため、ニンテンドーDSを使って自作の携帯電話を作成したそうです。13歳の時には、地下水をリサイクルして庭の水やりに再利用するシステムを開発し特許も取得しています。
すごすぎですね。
ちなみに、ねこ太郎は、投資する際にはCEOも調べています。
日本に多いサラリーマン社長はあんまり好きじゃないですね。CEOが創業者のところが好きです。日本だと、ソフトバンクの孫正義や日本電産の永守重信とかいいですね。株を持っていませんが笑
ピーター・ティールも関わっている
ペイパルの共同創業者である伝説的な起業家のピーター・ティールは、2012年に自身が設立した奨学金プログラムを通じてラッセルを支援しています。ルミナー設立以来、アドバイザーもしています。
ピーター・ティールといえば、ペイパル・マフィアのドンです。ペイパルからは、テスラのイーロン・マスクなどシリコンバレーを代表する起業家が次々と生まれています。
「今日のビジネス界でピーター・ティールの名を聞いたことがないという人間がいたら、そいつは間違いなく三流だ」と言われるくらいです。
これは期待できますね。
イーロン・マスクの意見
テスラのイーロン・マスクは、自動車の自動運転に対してLiDARには否定的です。「LiDARは愚か者の技術だ」とも言っています。
そして、自動車の自動運転は、高性能のカメラと人工知能(AI)さえあれば十分だと言っています。LiDARは盲腸のようなものだと。
しかし、ねこ太郎はそうとは思えません。
自動車には人間が乗ります。人間が乗るということは高度な安全性が求められます。
高度な安全性確保のため、LiDARはカメラを補完するものとして必要だと考えるからです。
2020年、ルミナーはイスラエルのモービルアイと提携しました。モービルアイは、世界の自動車業界にカメラベースのチップとソフトウェアを供給している会社です。
これはモービルアイは、自動車の自動運転のために、LiDARが必要だと考えているということです。
また、ラッセルは、イーロン・マスクの高性能のカメラと人工知能(AI)さえあれば十分という意見に対して、「もちろん可能ですが、おそらくあと100年はかかるでしょう」と言っています。
最後に
ねこ太郎は、自分がペーパードライバーということもあり、自動車の自動運転にとても期待しています。
車を運転すると恐ろしく疲れるので運転をやめました。車の運転後は何もする気が起こらないくらい消耗します。もう10年くらい運転してないですね。
自動車の自動運転が普及したら車を買ってもいいかなと思います。
ルミナーは、LiDARの会社の中で1番期待しているので、今後も株を買い増ししていきます。
目指せテンバガー!
↓その後のルミナーテクノロジーズの記事はこちら参照
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