今日は、最近注目しているデジタル広告ソリューションプロバイダである【PUBM】パブマティックについてお話しします。
2020年12月9日にナスダックに上場したばかり。
今後お大化けしそうなので、株の購入のチャンスをうかがっています。
パブマティックとは
パブマティックは、2006年設立のセルサイドのアドテック企業です。
本社はカリフォルニアで、全世界に14カ所のオフィス(東京にもある)と、8カ所のデータセンターがあります。
2020年12月9日ナスダック上場。
2006年に設立なのでアドテック事業者としては老舗です。
アドテック?セルサイド?って人もいると思うので簡単に説明すると、
まず、アドテックとは、Advertising Technology の略で、インターネット広告関連の技術のことです。
次に、セルサイドについては、わかりやすい図がありましたので、載せます。
※画像は、サイバーエージェントAI tech studio より
パブマティックは、セルサイドサービスに特化したクラウドベースのプログラマティック広告プラットフォームを運営しており、パブリッシャーが広告主にディスプレイスペースを販売することを支援しています。
パブマティックは、モバイルウェブ、デスクトップ、OTTを含むCTV、iOSおよびiOS以外のアプリ環境で規模を持つ、分散されたオムニチャネル・プラットフォームです。
このように分散されているので、業界で懸念された、AppleのIDFAのポリシー変更(IDFAの情報をデフォルトで誰でも利用できる状態から、承諾が必要になった)の影響も限定的でした。
iOSベースの広告は、売上高に占める割合は1桁半ばとのこと。
また、近年、Googleは、Cookieを削除する計画をしています(2023年にCookie廃止予定)。
Cookieがないと、アドテック企業は、入手できる情報が少なくなり、サービスの価値が低下する可能性があるとされています。
この点、パブマティックは、技術革新に努め、2021年3Q決算では収益の3分の2以上が、CookieやAppleのIDFAに代わる識別子が導入されており、マグナイト(Magnite)などの競合会社よりCookieに依存していません。
パブマティックの技術力すごいですね。
CEOはこちら。
・Rajeev Goel(ラジーヴ・ゴエル)
※パブマティックのホームページより
業績
業績は順調で黒字企業です。
2021年Q3は絶好調でした。
以下、画像はパブマティックの2021年Q3決算資料からです。
まずは、売上高。
順調に伸びています。
次に、純利益。
これも伸びています。
続いて、営業キャッシュフロー。
パブマティックの株が今後大きく伸びると思う理由
私がパブマティックの株価が今後大きく伸びると思う理由は次の3つです。
デジタル広告の市場規模の拡大
デジタル広告は、現在20年間の長期的な成長トレンドであり、さらに10年以上続く見込みです。
REPORTOCEANによると、デジタル広告の市場規模は、2026年までに6,088億ドルに達するとのこと。
従来のマーケティングからデジタルに移行する流れは、どんどん進んでいくでしょう。
セルサイド広告の主流化
Rajeev Goel(ラジーヴ・ゴエル)CEOによると、この業界では、データの価値がエコシステムの買い手側から売り手側、つまりパブリッシャーに移行するという大きな転換期を迎えているとのこと。
デマンドサイドからセルサイドが主流に。
セルサイドサービスのパブマティックに流れがきています。
技術的優位性
現在、セルサイドサービスのマーケットリーダーは、マグナイト(Magnite)であり、パブマティックは、弱者です。
しかしながら、パブマティックには、次の2つの技術的優位性があります。
まず、パブマティックは、人工知能(AI)と機械学習に重点が置かれているのに対して、マグナイトはそうではありません。
次に、パブマティックは、独自のデータインフラストラクチャを所有しています。
マグナイトなどの競合会社は、サードパーティのプロバイダにデータを保存しますが、パブマティックは、自社の技術スタックに保持しています。
これにより会社の運用コストをかなり低く抑えることができます。
また、パブマティックは、マグナイトと比べて小さい(四半期の収益はマグナイトの半分)ですが、マグナイトが合併や買収により大きくなった(2020年にテラリアとルビコンプロジェクトが合併してマグナイトに。また、Spotxなどの買収もして大きくなっている。)のに対し、パブマティックは、合併や買収をすることなく成長しています。
最後に〜テンバガー候補?〜
パブマティック、めっちゃ良さそうですね。
時価総額が約20億ドルとわりと小さいので、テンバガーもあり得るかも笑
なお、株価の推移はこちら。
2021年Q3がかなり良かったので、最近は株価が上昇しました。
絶好調の流れに乗ってこのまま株価が伸びるのか、それとも一度下がるのか。
今後の株価の動向に目が離せません。
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