今日は、サイバーセキュリティ企業のクオリス(Qualys)を取り上げます。
安定的に成長しており、株価の動きに注目しています。
クオリス(Qualys)の概要、株価が将来的に大きく伸びると思う理由についてお話します。
【QLYS】クオリス(Qualys)とは
クオリス(Qualys)は、SaaS型の脆弱性診断を主力製品とした、セキュリティとコンプライアンスソリューションのリーディングカンパニーです。
クオリス(Qualys)のソリューションは、ITインフラストラクチャのセキュリティリスクを特定し、ITシステムやアプリケーションをサイバー攻撃から保護するのに役立ちます。
1999年設立。2012年NASDAQ上場。
クオリス(Qualys)は、セキュリティとコンプライアンスソリューションを単一のプラットフォームに合理化及び統合した、クオリスクラウドプラットフォームを提供。
クオリスクラウドプラットフォームは、IT資産の識別、ITセキュリティデータの収集と分析、脆弱性の発見と優先順位付け、措置の実施の検証が可能です。
また、クオリス(Qualys)は、130カ国以上で、19,000を超える顧客を抱えています。
Forbes Global100及びFortune 100の過半数です。
顧客には、マイクロソフト、アップル、ネットフリックス、アマゾン、アルファベット、ゴールドマンサックス、VISA、シスコ、コカコーラ、マクドナルド、東芝、日産、ホームデポなどなど。
※出典はクオリスのホームページより(Q1 FY Invester Presentation )
世界をリードする、そうそうたる企業が顧客なのはすごいですね。
地域別の収益は、約6割がアメリカ、4割がアメリカ以外です。
徐々にアメリカ以外の割合が増加して行っています。
※出典はクオリスのホームページより(Q1 FY Invester Presentation )
業績は、
売上高の推移は、2018年278,889、2019年321,607、2020年362,963。
※単位は百万米ドル
※出典はクオリスのホームページより(Q1 FY Invester Presentation )
営業キャッシュフローの推移は、2018年125,464、2019年160,607、2020年180,086。
※単位は百万米ドル
純利益の推移は、2018年57,304、2019年69,336、2020年91,572。
※単位は百万米ドル
順調に伸びています。
クオリス(Qualys)の株が今後大きく伸びると思う理由
クオリス(Qualys)の株が今後大きく伸びると思う理由は、次のとおりです。
サイバーセキュリティ市場の拡大
Reportocen.comのサイバーセキュリティ市場調査レポートによると、
サイバーセキュリティの市場規模は、2019年に1,496.7億ドルと評価されており、2027年までに3,049.1億ドルに達すると予測されています。
2020年から2027年にかけて9.4%の年平均成長率で成長するとのこと。
すさまじい勢いですね。
クオリス(Qualys)の堅調な顧客の増加と顧客当たりの収益の増加
※出典はクオリスのホームページより(Q1 FY Invester Presentation )
顧客数は、右肩上がりに増加しています。
また、顧客当たりの収益も2013年あたりから大きく上昇しています。
とても順調ですね。
SaaS銘柄を評価する40%ルールを超えている
※出典はクオリスのホームページより(Q1 FY Invester Presentation )
40%ルールとは、SaaS企業の売上高成長率と利益率の値が40%を超える企業は健全という指標です。
クオリス(Qualys)は、クラウドストライクなどの一部の同業他社には劣っているものの、40%を大きく上回っています。
最後に〜地味だけど確かな実力〜
クオリス(Qualys)は、負債もなく、業績も堅調で安定感抜群の会社ですね。
クラウドストライクなど同業他社がすごく目立っているので、地味に感じますが、実力はめっちゃあると言えるのではないでしょうか。
2021年7月12日現在の株価は104.85。
3〜5年で、株価が2〜3倍になると予想します。
株価が100を切ったら、お試しで買ってみようかなー
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