公務員の妻曰く、職場で資産運用をしていない人が多いみたい。
公務員は、安定していて定年までほぼ確実に働けるし、退職金、年金もしっかり貰えるからだろうとのこと。
でも、本当にそうでしょうか。
退職金の減少、共済年金の廃止など、公務員の待遇は前より確実に悪くなっており、今後も日本の衰退に合わせて、だんだん待遇が悪くなっていくと思われます。
将来、公務員も老後が安泰とはならなくなります。
資産運用が必須の時代がすぐそこまで来ています。
今日は、公務員の退職金減少の推移と、私が投資初心者の公務員だったらどんな投資をするかについてお話しします。
公務員の退職金の推移
公務員の退職金(定年退職の場合)の推移は以下の通りです。
国家公務員の退職金の推移
内閣官房のデータによると、国家公務員(行政職俸給表(一)適用者)の定年退職者の退職金平均額は次の通りです。
2012年度 | 25,283千円 |
2013年度 | 23,709千円 |
2014年度 | 22,259千円 |
2015年度 | 22,398千円 |
2016年度 | 22,231千円 |
2017年度 | 21,492千円 |
2018年度 | 21,523千円 |
2019年度 | 21,408千円 |
地方公務員の退職金の推移
総務省の「地方公務員給与の実態」によると、地方公務員の60歳定年退職者の退職金平均額は次の通りです。
2012年度 | 26,082千円 |
2013年度 | 25,742千円 |
2014年度 | 24,256千円 |
2015年度 | 23,071千円 |
2016年度 | 22,335千円 |
2017年度 | 22,269千円 |
2018年度 | 21,927千円 |
2019年度 | 21,330千円 |
国家公務員と地方公務員の退職金額は減少傾向
上記の表の通り、国家公務員と地方公務員の退職金額は減少傾向です。
退職金は、今後も減ることがあっても増えることはないでしょう。
もうすぐ2,000万円を下回りそうですね。
2019年度とその5年前の2014年度の差が約300万円です。
今後このペースで減少すると仮定すると、
2024年度は約1,800万円、2029年度は約1,500万円、2034年度は約1,200万円、2039年度は約900万円、2044年度は約600万円、2054年度は約300万円、2059年度は0円です。
いや、さすがにこんな感じでは下がらないか笑
本当かどうかわかりませんが、聞くところによると、40年、50年前は公務員の退職金が4,000万円くらいあったみたいです。
すごすぎる。
なお、企業の場合、平成30年就労条件総合調査によると、大卒で35年以上勤務だと、退職金額の平均が2,173万円。
公務員とあんまり変わらないですね。
ちなみに、この前定年退職した、中小企業に30年以上勤めていた私の親父の退職金はわずか300万円でした泣
私が投資初心者の公務員だったらする投資
私が投資初心者の公務員だったら、アメリカ株投資メインで次のような投資をします。
安全性重視なので個別株はなしです。
↓なぜアメリカ株投資なのかについてはこちら参照
iDeCo(イデコ)で月に12,000円をS&P500に投資
↓iDeCo(イデコ)について詳しくはこちら参照
公務員のiDeCo(イデコ)の上限は、月12,000円ですので、全額S&P500の商品に投資します。
具体的には、SBI証券だと、「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式です。
iDeCo(イデコ)投資後、残りの投資余力を米国ETFの定期買付
↓米国ETFの定期買付について詳しくはこちら参照
公務員は、ボーナスもだいたい一定ですので、米国ETFの定期買付に向いています。
上記のiDeCo(イデコ)で月に12,000円投資した後、残りの投資余力を米国ETFの定期買付をします。
具体的には、【VTI】バンガード トータルストックマーケットETF、【VOO】バンガード S&P500ETF、【VYM】バンガード・ハイディビデンドイールドET、【SPYD】SPDR Portfolio S&P500 Highの4つから2、3つ選びます。
4つ全部に投資するのもありですね。
上記のような投資だと、基本ほったらかしにして、たまに状況を確認するだけでいいので、楽です。
ゆっくりと安全かつ着実に資産を増やすことができます。
あと、確定申告で外国税額控除もお忘れなく。
まとめ〜公務員の退職金は減り続ける〜
いかがでしたでしょうか。
予想以上に退職金額の減少の幅が大きかったのではないでしょうか。
公務員の退職金は今後もどんどん減少していくと思われます。
公務員といえども、将来が安泰とはいえません。
資産運用が必須の時代が来ています。
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