投資初心者の公務員におすすめの投資は米国ETFの定期買付

アメリカ株

公務員の妻が、「投資初心者の公務員に向いている投資って何があるの?」ってふと聞いてきたので、私なりの回答を考えてみました。

※iDeCo(イデコ)は除きます。iDeCo(イデコ)についてはこちら↓

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結論から言いますと、私が思う、投資初心者の公務員におすすめの投資は、米国ETFの定期買付です。

以下にその理由と、おすすめの米国ETFを紹介します。

なぜ個別銘柄ではなくETFか

まず、ETFって何?って人もいると思いますので説明すると、

証券取引所に上場し、市場で売買できる投資信託のことです。
一般的にETFの投資対象は複数の銘柄で構成されており、組み込まれた銘柄の運用は資産運用のプロが行なっています。

例えば、米国ETFだと、NYダウやS&P500といった代表的な株式指数との連動を目指すものや、ハイテクなど特定のテーマの指数に連動するものなど、多くの種類があります。

投資初心者だと、まずどの銘柄に投資したらいいのかわからないと思います。

ETFだとテーマに応じて幅広く投資することができ、専門的な知識がなくても大丈夫です。

個別銘柄は、投資した銘柄の会社がつぶれればそれで終わりですが、ETFだと、構成された銘柄の会社の1つがつぶれたとしても、基準価格に影響はあるものの終わりにはなりません。

つまり、分散投資でリスクを抑えることができます

私は、個別銘柄に投資していますが、株式投資が趣味だから続けられています。
株式投資が好きでなければ、調べたりするのがめんどくさくて、個別銘柄に投資なんてできないと思います。

ETFは投資初心者に向いています

なぜ日本ETFじゃなく米国ETFなのか

アメリカ株の成長力が日本株とは違い、力強いからです。

S&P500ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しているアメリカの代表的な株価指数であるS&P500の推移(過去40年分)は次のとおりです。

S&P500の推移(過去40年分)

※数値(米ドル)は年末の終値

一時期下げているものの、全体的に大きく上昇しています。

次に、日経平均株価の推移(過去40年)は次のとおりです。

日経平均株価の推移(過去40年)

※数値(円)は年末の終値

近年は上昇しているものの、まだバブル期の株価を超えていません。

アメリカ株の方が成長力が圧倒的です。

故に、日本ETFより米国ETFの方が再現性が高く、長期投資に向いています

なぜ定期買付か

いつが株の買い時が誰もわからないからです。

初心者だけでなくプロの投資家だっていつが株価の底なのかわかりません。

そして、公務員は、毎月の給料やボーナスの額も大体一定なので、定期買付に向いています

SBI証券だと、米国株式・ETF定期買付サービスがあるので、一度設定すればあとは放置で大丈夫です。
※ただし、分配金は自動で再投資されないので、ある程度分配金が貯まったら再投資しましょう。

毎月やボーナス時に、愚直に投資し積み上げていくことが大事です。

リーマンショックなど大きく株価が下がったときも、狼狽売りをしてはいけません。

上記のS&P500の推移(過去40年分)からも、リーマンショックで下げた後も、しばらくすれば回復し、さらに大きく上回っていることがわかります。

ガチホールドが重要です。

おすすめの米国ETF

私がおすすめの米国ETFは以下の4つです。

【VTI】バンガード トータルストックマーケットETF

VTIは、米国株式市場全体を投資対象としています。3,500以上の銘柄を保有。経費率0.03%。

投資対象が幅広いので、安全性が抜群に高いです。

SBI証券だと、買付手数料無料の対象にもなっています

分配金利回り、1.35%。

投資信託組入れ上位銘柄は、

AAPL(アップル)、MSFT(マイクロソフト)、AMZN(アマゾン)、FB(フェイスブック)、G O OGL(アルファベット)、GOOG(アルファベット)、TSLA(テスラ)、JPM(JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー)、BRK(バークーシャ・ハサウェイ)、JNJ(J &J)

です。

誰もが知ってるそうそうたる企業が上位銘柄ですね。

【VOO】バンガード S&P500ETF

VOOは、米国の大型株であるS&P500種指数の全構成銘柄に投資します。経費率0.03%。

VTIとの違いは、VTIの投資対象がアメリカ全体で、VOOは、その中でも大型株であるS&P500の構成銘柄に絞っていることです。

大型株であるS&P500の構成銘柄に投資するので、安全性は抜群です。

SBI証券だと、買付手数料無料の対象にもなっています

分配金利回り、1.46%。

投資信託組入れ上位銘柄は、

AAPL(アップル)、MSFT(マイクロソフト)、AMZN(アマゾン)、FB(フェイスブック)、G O OGL(アルファベット)、GOOG(アルファベット)、TSLA(テスラ)、BRK(バークーシャ・ハサウェイ)、JPM(JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー)、JNJ(J &J)

です。

VTIとほぼ同じですね笑

JPM(JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー)とBRK(バークーシャ・ハサウェイ)の順位が入れ替わっただけです。

VTIかVOOの選択はお好みで。成長性を重視するなら小型株も入っているVTI、安定性を重視するならVOOってところですかね。

【VYM】バンガード・ハイディビデンドイールドET

VYMは、米国株式市場で平均以上の配当を出す銘柄を投資対象にしています。約400銘柄で構成。経費率0.06%。

成長性と配当の両方を重視する人に向いています。

分配金利回り、2.96%。

投資信託組入れ上位銘柄は、

JPM(JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー)、JNJ(J &J)、PG(プロクター・アンド・ギャンブル)、BAC(バンク・オブ・アメリカ)、INTC(インテル)、CMCSA(コムキャスト)、XOM(エクソンモービル)、VZ(ベライゾン・コミュニケーションズ)、T(AT&T)、CVX(シェブロン)

です。

セクター別だと、金融、生活必需品、ヘルスケアの比率が高いのが特徴です。

【SPYD】SPDR Portfolio S&P500 High

SPYDは、S&P500の構成銘柄のうち、高配当の上位80銘柄を投資対象にしています。経費率0.07%。

配当を重視する人に向いています。

分配金利回り、4.81%。

投資信託組入れ上位銘柄は、

HFC(ホーリーフロンティア)、STX(シーゲイト・テクノロジー)、HPE(ヒューレット・パッカード・エンタープライズ)、PBCT(ピープルズ・ユナイテッド・ファイナンシャル)、VLO(バレロ・エナジー)、COP(コノコフィリップス)、HBI(ヘインズ・ブランズ)、LNC(リンカーン・ナショナル)、IRM(アイアンマウンテン)、FITB(フィフス・サード・バンコープ)

です。

VYMと比べ、あんまり知られていない会社が多い印象ですね。

セクター別だと、金融、不動産、エネルギーの比率が高いのが特徴です。

私もSPYDは少額ですが保有しています。

最後に

いかがでしたでしょうか。

今日は、投資初心者の公務員に向いている投資についてお話ししましたが、公務員に限らず、投資初心者はまず米国ETFからはじめるのがおすすめです。

ゆっくりと安全かつ着実に資産を増やすのに米国ETFは向いています。

※米国ETFの分配金は確定申告で外国税額控除をお忘れなく

↓公務員のiDeCoについてはこちらの記事参照

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