株式投資型クラウドファンディングで投資した会社が解散(倒産)するまでの危険な3つの兆候【ファンディーノ】

日本株

株式投資型クラウドファンディングで投資した会社が倒産するまで、どんな危険な兆候があるのか気になる方も多いと思います。

この前、株式投資型クラウドファンディングサービスを提供するFUNDINNO(ファンディーノ)で、私が投資したTAAS(ターズ)が解散しました。

↓TAASの解散については、こちらの記事参照

【悲報!株式投資型クラウドファンディング】TAAS(ターズ)まさかの解散へ!【ファンディーノ】
この前、まさかの悲報がありました。以前私が、株式投資型クラウドファンディングサービスを提供するFUNDINNO(ファンディーノ)で投資したTAASがまさかの解散へ(正確には、CEOがTAASの解散を決めた)!今日は、TAASの解散についてお話しします。

私が投資した株式投資型クラウドファンディングの中では1番有望だと思っていたのですが、、、

今回、株式投資型クラウドファンディングで投資した会社が倒産するまで、どんな危険な兆候があるのかTAASの事例を踏まえて、振り返りたいと思います。

今日は、私が思う、株式投資型クラウドファンディングで投資した会社が倒産するまでの危険な3つの兆候についてお話しします。

兆候1・複数回にわたり株式投資型クラウドファンディングで資金調達を行う

まず、兆候1としては、複数回にわたり株式投資型クラウドファンディングで資金調達を行うことです。

株式投資型クラウドファンディングは、資金調達をするに当たり、株式投資型クラウドファンディングサービスを提供する会社に手数料を支払う必要があるのですが、手数料がかなり高いです。

ファンディーノだと、募集成立時に、株式の発効価格の総額の20%(税込22%)相当額も手数料としてかかります。

2回目以降だと、総額の15%(税込16.5%)相当額に減りますが、それでも15%(税込16.5%)というめっちゃ高い手数料です。

こんな手数料が高い資金調達方法に何度も頼らざるを得ないのは、危険です。

TAASの場合、3回株式投資型クラウドファンディングの募集がありました。

初回が2018年7月で資金調達額が8,290万円、2回目が2021年1月で資金調達額が6,214.6万円、3回目が2021年3月で資金調達額1,771万円で、解散のアナウンスがあったのが2021年12月。

2回目と3回目の間隔が短いのも良くないですね。

それと、TAASの件で問題だと思うのが、3回目の募集から解散のアナウンスがあった12月まで、わずか9ヶ月しか経っていないことです。

2回目と3回目の募集は、倒産に備えた計画的な募集だったのではないのかという疑念も湧きます。

兆候2・株主に営業協力を呼びかける

次に、兆候2としては、株主に営業協力を呼びかけることです。

会社の営業だけでは、どうにもならないからこそ、株主に営業協力をお願いする事態にまでなっているので、危険と言えるでしょう。

TAASの場合、2021年3月に、営業協力のお願いのお知らせが来ました。

内容としては、TAASのサービスであるe-Pod Digitalの設置ができそうな会社を紹介してほしいとのことでした。

私は、このお知らせを見て違和感を覚えました。

その9ヶ月後に解散のアナウンスがあったことから、自分が感じた違和感は正しかったのかもしれません。

兆候3・代表者がめっちゃ忙しそうでIR発信も遅れる〜努力してる感をめっちゃ出す〜

最後に、兆候3としては、代表者がめっちゃ忙しそうでIR発信も遅れることです。

活動報告などの株主への連絡の際に、バタバタして寝れないなどめっちゃ忙しそうな内容が何度も続いたり、IRの発信が遅れるのは危険です。

もちろん繁忙期もあると思うので、そこは考慮しなければなりません。

TAASの場合、2021年5月の株主への報告では、タイトルが「バタバタ過ぎてあまり寝れておりません、、、」でした。

また、本文にも、
「最近かなり業務が立て込んでしまい、バタバタでIR発信できる状態にないぐらい、切羽詰まっておりましてIR遅れてしまいまして、誠に申し訳ございませんでした!!!最近あまり寝れておらず、、、というぐらいバタバタしております…」との記載が。

2021年6月の報告では、
「ちょっと最近は寝不足と過労、業務過多により、投稿できておらず大変失礼致しました、、、涙。どうか、ご理解・ご容赦いただけたら大変幸いですm(_  _)m」。

2021年8月の報告では、
「月末対応もろもろ、結局昨日の夜中まで考えて作っていたら寝落ちしてしまい、、、」。

2021年11月には、9月と10月の報告をまとめてしたりするなど、代表者がめっちゃ忙しそうにしていました。

あと、倒産が近づくにつれ、資金繰りの話も多くなり、精神的に代表者が辛そうだなと受け止められる内容でした。

努力してる感をめっちゃ出していたのも、倒産への反発を意識したためだったのかもしれません。

最後に〜最も良いリスク回避の手段は株式投資型クラウドファンディングで投資しないこと〜

今回、私が経験したTAASの倒産のことをベースにしているので、あくまで1つの事例・意見として、参考までに。

あくまで私が経験して危険な兆候だと感じたことです。

上記の兆候が複数重なれば重なるほど危ないと思っております。

まあ、株式投資型クラウドファンディングで投資した会社は、未上場なので株式の売却もなかなか難しく、危険な兆候が出たところで、対処できる手段がほとんどありませんが笑

前から言っていますが、株式投資型クラウドファンディングは、リスクが高すぎるのでおすすめしません。

投資というより寄付に近いです。

私はもう株式投資型クラウドファンディングで投資しません。

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