GAFA（グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン）の中で、格下感があるフェイスブック。
最近株価は堅調ですが、Appleによるフェイスブックの事業に深刻な打撃を与える恐れのある、iOS のアップデート（アプリ開発者はAppleのApp Storeやインターネット上でユーザーの行動を追跡するにあたり、明示的にユーザーの許可を得なければならなくなった）、デジタル通貨構想のディエム計画（旧リブラ計画）の遅延など、今後の成長に不安があります。
そんなフェイスブックが最近注力しているのが、仮想空間「メタバース」。
フェイスブックのCEOマーク・ザッカーバーグは、メタバースを「モバイルインターネットの後継者」と考えているとのこと。
今日は、このメタバースについてお話します。
メタバースとは
まず、メタバースって何？って人もいると思うので、説明します。
デジタル大辞泉によると、
メタバース【metaverse】
《 meta（超越した）とuniverse（世界）の合成語》インターネット上に構築される仮想の三次元空間。利用者はアバターと呼ばれる分身を操作して空間内を移動し、他の参加者と交流する。
です。
メタバースという用語は、1992年に出版されたニール・スティーブンソンのSF小説「スノウ・クラッシュ」に由来します。
「あつまれどうぶつの森」も広い意味でのメタバースです。
Forbesによると、今後、フェイスブックは、AR（拡張現実）やVR（仮想現実）の技術を活用した仮想空間「メタバース」の開発に推定50億ドル（約5,500億円）程度の費用をかけるようです。
ユーザーが自宅の部屋から別の部屋に移動するのと同じくらい簡単に、仮想空間の中に移動できる世界を目指すとのこと。
これが実現したら世界が変わる予感がしますね。
なお、フェイスブックは、2021年8月に、会議やセミナーを仮想空間で開くことのできるサービス（Horizon Workrooms ）を始めました。
↓これがHorizon Workrooms の動画
コントローラー不要で利用できるところがすごい！
技術がどんどん進んでいきます。
今後が楽しみですね。
フェイスブックとメタバースの組み合わせはやばい
私は、フェイスブックとメタバースの組み合わせは、世界が一変するほどの影響があると思っています。
というのは、フェイスブックのSNS（Facebook、Instagram、WhatsApp ）の利用者が、全世界で合計60億人もいるからです（ダブりあり。Facebook約29億人（2021年4月時点）、Instagram約10億人（2018年6月時点）、WhatsApp約20億人（2020年2月時点））。
Facebookだけで約29億人です。
29億人がいる仮想空間メタバースってやばくないですか。
想像してみてください。
フェイスブックの仮想空間「メタバース」。
そこには29億人がいて、国境もなく、行きたい場所に瞬時に行ことのできる仮想空間。
自動翻訳機能があるので言語障壁もなく、どんな国の人ともコミュニケーションを取ることができます。
通貨には、デジタル通貨であるディエムが用いられ、手数料なく瞬時に振り込むことができ、現実社会の通貨とも互換性があります。
行政による面倒な規制もなく、誰もが簡単に事業をすることができる自由な場所。
、、、、、、
これってめっちゃすごくないですか。
もはや、人々は現実世界でなく、仮想空間で仕事をするようになるかもしれませんね。
フェイスブックのCEOマーク・ザッカーバーグは、メタバースを「モバイルインターネットの後継者」と言っていますが、本当にそうだと思います。
間違いなく世界が変わります。
そして、利用者がとんでもなく多いフェイスブックだからこそ、巨大で便利な仮想空間「メタバース」を作ることができます。
フェイスブックとメタバースの組み合わせは、世界が一変するかもしれません。
最後に
フェイスブックは、メタバースの実現に本気です。
2014年にVRハードウェアメーカーのOculusの買収。
2021年にCraytaの買収など、次々にVRに特化したゲームスタジオの買収しています。
フェイスブックの株良さそうですね。
夢があります。
チャンスがあれば買ってみようかなー
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