今日は、ベトナム株に投資しようか迷ってる人向けに、ベトナム株の概要についてお話しします。
ベトナム株が今後伸びると思う理由、取り扱い証券会社、株価チェックツールなどベトナム株をはじめるなら確実に知っておきたい情報を大公開します!
最近なにかと話題のベトナム。成長著しい注目の国です。
ねこ太郎は、現在2つの銘柄を保有していて今後の伸びにとても期待しています。
ベトナムの基礎情報
まずはベトナムの基礎情報です。
1 面積
32万9,241平方キロメートル
2 人口(2020年)
約9,762万人(15歳未満23.2%、15〜64歳68.9%、65歳以上7.9%。平均年齢約31歳)
3 首都
ハノイ
4 政体
社会主義共和国
5 主要産業
農林水産業(GDPに占める割合14.85%)、鉱工業・建築業(同33.72%)、サービス業(同41.63%)
6 GDP(2020年、IMF推計値)
約3,406億米ドル (7,972兆ドン)
7 一人当たりGDP(2020年、IMF推計値)
3,498米ドル(8,190万ドン)
8 貿易額(2020年、越税関総局)
(1)輸出2,827億ドル(対前年比 7.0%増)
(2)輸入2,627億ドル(対前年比 3.7%増)
9 主要貿易品目(2020年、越税関総局)
(1)輸出繊維・縫製品、携帯電話・同部品、PC・電子機器・同部品、履物、機械設備・同部品等
(2)輸入機械設備・同部品、PC・電子機器・同部品、繊維・縫製品、鉄鋼、携帯電話・同部品等
10 貿易相手国・地域(2020年、越税関総局)
(1)輸出 米国、中国、日本、韓国、香港
(2)輸入 中国、韓国、日本、台湾、米国
11 通貨
ドン(Dong)
ベトナム株が伸びると思う理由
ベトナム株が今後伸びると思う理由は次の3つです。
著しい経済成長
過去数年はASEAN域内でもトップクラスの成長率を達成(2015年6.68%、2016年6.21%、2017年6.81%、2018年7.08%、2019年7.02%)しています。日本と比べると圧倒的ですね。
平均年齢は約31歳と若く、生産年齢人口(15〜64歳の人口)が増え続ける人口ボーナス期であり、経済の拡大が見込まれます。
米中摩擦
今後、アメリカと中国の覇権争いが激化すると思われます。
いわゆるチャイナリスクを避けるため、企業が中国からの脱出が進みます。
その移転先の一つとして有力視されているのがベトナムです。
アメリカと中国の対立に伴い、豊富な労働力とインフラが整いつつあるベトナムが漁夫の利を得て大きく成長すると思います。
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)
ベトナムは、TPP発効当初からの加盟国です。
今後イギリスなど拡大が見込まれるTPPにより、貿易環境が向上することで経済成長が進むことでしょう。
ベトナム株に投資するのは今がチャンスかもしれないですね。
ベトナム株のハードルの高さ
しかしながら、ベトナム株投資には以下のハードルがあります。
私の周りでベトナム株に投資している人がいないのもハードルの高さが関係しています。
手数料が高い
ベトナム株の取り扱いがあるメジャーな日本の証券会社は、私が利用しているSBI証券です(楽天証券は個別銘柄の取り扱いがない)。
しかし、日本株とアメリカ株に比べるとめちゃくちゃ手数料が高いです。
インターネット注文だと約定代金の2%(税込2.2%)!
しかも、最低手数料が1,200,000ベトナムドン(税込1,320,000ベトナムドン)です。
円換算で約6,000円。
つまり約28万円以上くらいの金額で投資しないと最低手数料が適用されてしまいます。
投資金額が少ないと損ですね。
ベトナム株は手数料が高いので長期保有が前提になります。
私も少なくとも10年以上は保有するつもりです。
情報が入りにくい
ベトナム株の情報は日本株やアメリカ株と比べてかなり少ないです。
ネットで探しても有料の情報が多く何が起こったかすぐにわからないことがあります。
外国人枠がある
外国人の株式保有割合が制限されています。
割合は銘柄によってそれぞれです(49%が多い)。
ただ、銘柄によっては制限が撤廃されています(例、ビナミルク)。
外国人の株式保有割合が制限されているため、人気の銘柄は注文しても買えないことがあります。
以前FPTを注文しても買えませんでした。
今後の外国人枠の撤廃に期待です。
成行注文ができない
私が使っているSBI証券だと指値注文しかできません。
しかも、当日注文ができる時間が00:00〜10:00まで。
ベトナム株の取引開始時間が11:00なので1時間前までです。過ぎると翌日の注文になります。
このようなハードルがありますが、今後のベトナムの成長を考えると投資対象として全然OKだと思っています。
将来が楽しみです。
ベトナム株の特徴
ベトナム株には次の特徴があります。
値幅制限
ホーチミン市場の値幅制限は±7%です。
そのため、日本株よりストップ安やストップ高が起きやすくなっています。
無償増資
ベトナムでは、株主還元として不定期に無償増資を実施することが多いです。
例えば、5株に対し1株を割り当てるとかです。
これにより持っている株数が増えます。
去年、私もビナミルクの株が無償増資により増えました。
※証券会社によって、増えた株式相当が売却扱いとして現金になることもあるみたいです。
あと、SBI証券も銘柄によっては株数が増えず現金化されています。
去年無償増資があったビナミルクは株数が増えましたが、ホアファットグループは株数は増えず現金として振り込まれました。
無償増資は臨時で配当金が入る感じですね。
無償増資を行うと株価はいったんガクッと下がりますが、業績の明るい企業だと元の株価に戻っていきます。
日本だと株主還元として株主優待がありますが、国により違いがあって面白いですね。
株式売買単位
ホーチミン証券取引所では、2021年1月から売買単位が10株から100株に引き上げになりました。
日本株と単位が同じになりますね。
これに伴いSBI証券では100株未満の株は自動的に売却されます。
ベトナム株のおすすめのアプリ
私は、アメリカ株や日本株の株価チェックはiPhone の「株価」アプリを使っているのですが、ベトナム株には対応していません。
そこで使用しているのが、vStock 2021です。
アカウント登録や口座開設が不要で基本的に無料で使うことができます。
ただし、日本語がなく英語かベトナム語です。操作が簡単なので英語が苦手でも十分に使えると思います。
↓ vStock 2021の使い方についてはこちら参照
私が気になっている銘柄
現在、ビナミルク(乳製品産業の会社。利回り約4%)とホアファットグループ(鉄鋼会社。畜産もしている)を持っていますが、チャンスがあれば他のベトナム株を買いたいと思っています。
ただしアメリカ株優先ですが。
気になっている株は、
1 【FPT】FPT
ソフトウェア開発などのIT会社です。
日本にも子会社があります。
人気で外国人枠のためなかなか買えない。
2 【VIC】ビングループ
ベトナム最大の民間企業で不動産、病院、自動車、携帯電話など幅広い事業を行っています。
株価が高い気がする。
3 【KBC】キンバック都市開発
工業団地開発に定評がある不動産会社です。米中摩擦に伴う企業のベトナム進出で今後期待できるかも。
最近株価がめっちゃ上がってきている。
4 【GMD】ジュマデプト
海上貨物輸送会社。
港湾整備などを行っている。
TPPなどによる貿易の増加で今後伸びるかも。
です。
この記事を書いてるとベトナム株にまた投資したくなってきました。
アメリカ株優先なのに笑
いつかベトナムにも行ってみたいなー
ベトナム株には夢があります!
ではでは今日はこの辺で!
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