【超高配当】モバイルテレシステムズ【MBT】の配当利回りが驚異の18%超えに【ロシア株ADR】

アメリカ株

ロシアがウクライナに侵攻しました。

そんな中、ロシア最大の通信事業者で、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場している【MBT】モバイルテレシステムズMobile TeleSystems)の配当利回りがすごいことになっています。

なんと、配当利回りが驚異の18.49%です(数値は、ロイターより。2022年2月27日時点)。

異常すぎますね。

今日は、モバイルテレシステムズへの投資について考えてみました。

【MBT】モバイルテレシステムズの概要

モバイルテレシステムズは、ロシア最大の通信事業者で、ロシアだけでなくアルメニア、ベラルーシ、ウクライナ、ウズベキスタンでサービスを提供しています。

日本で言うドコモといったところでしょうか。

本社モスクワ。
従業員約60,000人。

2000年からADRでニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場しています。
(ロシア株ですが、ADRなのでカテゴリーをアメリカ株扱いとしました。)

携帯電話利用者は、約8,000万人。

モバイルテレシステムズが、ロシアの消費者から人気の要因の1つとして、毎月わずか990ルーブル(2022年2月22日時点だと、約1,300円)で国内のデータ通信が無制限で利用できるためと言われています。

近年、5Gに力を入れ、5G通信網をロシア全土に広げつつあります。

また、通信事業だけでなく、銀行、メディア、小売りも行っています。

配当金と自社株買いの推移はこちら。

モバイルテレシステムズの配当金推移
モバイルテレシステムズの配当金(2021年3Q決算資料より)

※単位はルーブル。

株価の推移と配当利回り

株価は、ロシアのウクライナ侵攻を受けて大きく下落しました。

株価の推移
株価の推移

2022年2月27日現在、株価は5.5ドル

めっちゃ下がりました。

現在、配当利回りは、驚異の18.49%(数値は、ロイターより。2022年2月27日時点)。

ウクライナ危機前も、配当利回りが9%くらいの高配当銘柄だったのですが、18%は異常すぎです。

配当利回りが18%だと、仮に100万円を投資したら、年間で18万円の配当です(税金は考慮せず。なお、現地源泉税率は15%)。

これはすごい!

絶好のチャンスなのか?

でも、今後のウクライナ情勢次第で株価がさらに下がる可能性もあり怖いですが。

懸念事項〜上場廃止もある?〜

【MBT】モバイルテレシステムズは、超高配当で魅力的ですが、投資の懸念事項もあります。

それは次の2つです。

ロシアルーブルの相場に影響される

配当金は、米ドルで支払われるのですが、ロシアルーブルの相場によって、受け取る金額が影響します。

今後、ウクライナ情勢の関係で、欧米諸国等のロシアに対する制裁などの要因で、ルーブルの価値が大きく下がったら、その分米ドルで受け取る配当金額も減ってしまいます。

上場廃止のリスク

これが1番怖いです。

最悪のシナリオですが、ロシアに対する制裁の1つとして、ADRで上場しているロシア企業がアメリカ市場から締め出されることも考えられます。

上場廃止になるとか、考えただけで恐ろしいですね。

最後に

いやー、モバイルテレシステムズに投資するか迷いますねー。

超高配当にはめっちゃ惹かれますが、リスクもかなりあります。

高リスク、高リターンですね。

投資するにしても、少額かなー。

とりあえず、株価の動きを注視します。

↓ロシア株投資についてはこちらの記事参照

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