ベトナム株の中で超優良銘柄のFPT情報通信。
FPT情報通信の株を保有したいと思う人は多いのではないでしょうか。
何を隠そう、私もFPT情報通信の株が欲しい人の1人です笑
何年も購入のチャンスを伺っているものの、外国人の保有比率制限の関係で全然買えません。
超優良株なので、外国人(ベトナム人以外)がFPT株を全然手放さないのです。
一体、どのようにしたらFPT株を保有することができるのでしょうか。
このように思ってる人も多いことでしょう。
あきらめかけてた中、面白そうなETFの存在を知りました。
なんと、そのETFの構成銘柄の14.6%もFPT情報通信が占めているのです。
間接的ですが、FPT株を保有できると言っても良いのではないでしょうか。
代案としていいかもしれません。
今日は、間接的にFPT株を保有できるVFMVN DIAMOND ETF(ティッカー:FUEVFVND)についてお話しします。
FPT情報通信とは
まず、FPT情報通信について、知らない人もいると思うので簡単に説明します。
FPT情報通信は、ベトナム最大のIT企業で、ソフトウェアの開発、オフショア、AI、通信、教育など、幅広く事業をおこなっている企業です。
日本にも支店があります。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の流れに乗り、業績は絶好調。
株価の推移はこちら。
右肩上がりで株価が伸びています。
まるでマイクロソフトのようなチャートですね。
外国人保有比率が上限の49%になっており、全然買えない状態が続いています。
FPT株欲しい、、、
VFMVN DIAMOND ETF(ティッカー:FUEVFVND)とは〜概要〜
次に、VFMVN DIAMOND ETF(ティッカー:FUEVFVND)について説明します。
VFMVN DIAMOND ETFは、キャピタルドラゴンが提供しているベトナムのETF(上場投資信託)で、VN DIAMONDインデックスのパフォーマンスを可能な限り再現することを目的としています。
VFMVN DIAMOND ETFは、予め設定された投資目的を遂行するためにパッシブ投資を行います。
ベンチマークは、ホーチミン証券取引所(HOSE)に上場している企業のうち、時価総額、流動性、PER、外国人持株比率(FOL)、その他所定の選択基準を満たす企業で構成される時価総額加重型のインデックスです。
設定日は、2020年5月12日で、比較的新しい商品です。
経費率は、0.95%。
少し高いですが、まあ許容範囲でしょう。
構成銘柄
次に、構成銘柄を見ていきます。
上位10構成銘柄はこちら(2022年2月28日時点)。
ティッカー | 銘柄名 | 比率 | 外国人枠 |
MWG | テーゾイジードン投資 | 15.7 | 100.0 |
FPT | FPT情報通信 | 14.6 | 100.0 |
PNJ | フーニュアン・ジュエリー | 12.4 | 98.6 |
TCB | テクコムバンク | 8.2 | 100.0 |
VPB | VPバンク | 8.0 | 100.0 |
REE | リー冷蔵電気工業 | 7.2 | 100.0 |
ACB | アジアコマーシャル銀行 | 7.0 | 100.0 |
MBB | 軍隊銀行 | 6.5 | 100.0 |
TPB | TPバンク | 3.6 | 99.3 |
MSB | マリタイムバンク | 3.1 | 100.0 |
Total | 86.3 |
2022年2月28時点だと、PNJとTPB以外は外国人枠がいっぱいとなっていて、外国人は買うことができません。
【FUEVFVND】VFMVN DIAMOND ETFは、いわば外国人に人気の銘柄を集めたパックみたいですね。
なお、私が欲しい銘柄である、FPT情報通信の比率が14.6%で2番目に多いです。
セクターの割合はこちら(2022年2月28日時点)。
銀行が40.2%で、もっとも多いです。
ベトナムは、銀行の外国人保有枠が厳しいので(上限30%)、外国人枠が少ない銘柄を集めると銀行が多くなったということでしょうか。
チャート
価格の推移はこちら。
右肩上がりで上昇しています。
設定日が2020年5月12日なので、コロナショックからの回復という面もありますが。
注意点
【FUEVFVND】VFMVN DIAMOND ETFは、なかなか良さそうですね。
FPT株が欲しい私には、かなり魅力的な商品です。
それに、ベトナムの銀行株も気になっていましたし。
現状、FPT株が買えないので、代案としてベストなのかもしれません。
ただし、この【FUEVFVND】VFMVN DIAMOND ETFには注意点があります。
それは、日本の証券会社では【FUEVFVND】VFMVN DIAMOND ETFを取り扱っていないからです。
ベトナム現地の証券会社の口座を開設する必要があります。
※ベトナム現地証券会社であるSSI証券の口座についてはこちらの記事参照
多少手続きが面倒ですが、日本にいながら口座開設ができます。
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