近年話題の株式投資型クラウドファンディング。
この前、テレビのコマーシャルで株式投資型クラウドファンディングサービスを提供するFUNDINNO(ファンディーノ)を見かけました。
ついにテレビでコマーシャルをするようになったのかと驚きました。
世間で株式投資型クラウドファンディングの認知度も高くなっているのでしょうか。
ですが、この株式投資型クラウドファンディング、リスクが高すぎておすすめしません。
私は、株式投資型クラウドファンディングを、案件数が1番多く定評があるFUNDINNO(ファンディーノ)で計4件、約50万円ほど投資しましたが、後悔しています。
当時、アメリカ株を知っていれば、投資しなかったでしょう。
今日は、株式投資型クラウドファンディングがおすすめできない理由についてお話しします。
株式投資型クラウドファンディングとは
まず、株式投資型クラウドファンディングって何って人も多いと思うので説明すると、
上場前のベンチャー企業の資金調達を目的としています。
投資家は、上場前のベンチャー企業の株式を小口購入して、イグジット(上場や他の企業へ売却)したときに、大きな売却益を期待できます。
日本の株式投資型クラウドファンディングは、1社につき50万円まで投資可能です。
原則として、換金することができないため、長期の投資が前提になります。
上場企業と比べ、資本力が限られるため、倒産のリスクは小さくありません。
ハイリスク・ハイリターンです。
なお、事案によっては、エンジェル税制があります。
・優遇措置A:設立5年未満の企業への投資が対象
(ベンチャー企業への投資額−2,000円)をその年の総所得から控除
※控除対象となる投資額の上限は総所得金額×40%と800万円の低い方
・優遇措置B:設立10年未満の企業への投資が対象
ベンチャー企業への投資額全額を、その年の他の株式譲渡益から控除
※控除対象となる投資額の上限はなし
優遇措置Aの要件を満たすベンチャー企業に投資した場合は、確定申告のときに優遇措置Aと優遇措置Bのどちらかを利用するか選択します。
株式投資型クラウドファンディングがおすすめできない3つの理由
株式投資型クラウドファンディングがおすすめできない理由は、以下の3つです。
好きなタイミングで株を売買できない
未上場株なので自分が好きなときに株を売買できません。
基本的にIPO(新規上場株式)を待つしかありません。
IPOにたどりつければの話ですが。
銀行の融資が受けづらい案件?
株式投資型クラウドファンディングは、ベンチャー企業が資金を集めるにあたって、株式投資型クラウドファンディングサービスを提供する会社に手数料を支払うのですが、その手数料が結構高いです。
例えば、FUNDINNO(ファンディーノ)だと、審査料10万円+実費、募集成立時に手数料として株式発行価格の総額の20%です。
かなり高いですよね。
ベンチャー企業は、銀行の融資が受けづらいから、こんな高い手数料のクラウドファンディングサービスを頼るわけです。
銀行が融資を躊躇するほどリスクがあるということですね。
まだIPOの実績がない
日本ではじめての株式投資型クラウドファンディングは2017年で、まだ歴史が浅いということもありますが、まだIPOの実績はありません。
ただ、他の企業へ売却のイグジットは数件あります。
私がファンディーノで投資した会社
私は、株式投資型クラウドファンディングを今まで計4件、50万円を投資して後悔していますが、そのうちの1件は後悔しつつも少しだけ期待しています。
その会社は、TAASです。
コストゼロで機密文書の溶解処理ができるe-Pod Digitalというサービスを提供する会社です。
これまで機密文書の処理に多額の費用がかかっていましたが、業界初の機密文書のゴミ箱にデジタルサイネージ広告を表示することで利用料無料を実現しています。
最近はメディアでも取り上げられるようになっているみたいです。
IPOの実現に期待しています^^
最後に〜株式投資型クラウドファンディングはリスクが高すぎ〜
株式投資型クラウドファンディングは、リスクが高すぎておすすめしません。
投資というより応援したいということならいいと思いますが。
上場したばかりのアメリカ株を買う方が、成長性も期待できるし、好きなときに株を売却もできるし、夢があります。
アメリカ株を知った今では、新規で株式投資型クラウドファンディングで投資する気は起きないですね。
今まで投資した50万円をアメリカ株に投資したかった、、、
アメリカ株をもっと早くに知りたかったと思う今日この頃です。
ではでは、今日はこの辺で。
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