この前、Bloombergの記事で、面白い記事がありました。
それは、リーマンショックに発展したサブプライム住宅ローン危機を予見し、住宅ローン証券を空売りして、爆益を出した伝説の投資家マイケル・バーリ氏が、ハイテク株投資家キャシー・ウッド氏が率いる旗艦ファンドのARKK(アーク・イノベーションETF)に対して、下落を見込んで空売りをしているとの記事です。
今日は、この記事についてお話しします。
バーリがARKK(アーク)に逆張りのブルームバーグ記事とは
8月17日のBloombergの記事はこちら。
「世紀の空売り」バーリ氏、キャシー・ウッド氏旗艦ファンドに逆張り
マイケル・ルイス氏のベストセラー「世紀の空売り」で取り上げられ有名になったヘッジファンド投資家のマイケル・バーリ氏は、ウォール街のトップスターに狙いを定めている。
16日付の規制当局届け出によると、バーリ氏のファンド運営会社サイオン・アセット・マネジメントは4-6月(第2四半期)末時点で、上場投資信託(ETF)「アーク・イノベーションETF(ARKK)」23万5500万口に対するプットオプション(売る権利)を保有していた。同ポジションは約3100万ドル(約34億円)に相当する。
キャシー・ウッド氏が率いるアーク・インベストメント・マネジメントでは、旗艦ファンドのARKKが過去1年間で数十億ドルを集めてきたが、投資家の高値警戒とインフレ懸念が強まる中で勢いを維持するのに苦労している。
バーリ氏は過去数カ月、市場の持続不可能なバリュエーションについて警鐘を鳴らしてきた。6月には、暗号資産(仮想通貨)やミーム銘柄への投資熱によって個人投資家は空前の暴落に巻き込まれる恐れがあるとの警告を発していた。
果たして、勝つのはどちらなのか。
今後注目すべきところです。
映画にもなったマイケル・バーリ
マイケル・バーリといえば、リーマンショックに発展したサブプライム住宅ローン危機を予見し、住宅ローン証券を空売りをしたことで有名ですが、映画にもなりました。
その映画とは、2016年3月4日公開の「マネー・ショート 華麗なる逆転」。
リーマンショックの裏側でいち早く経済破綻の危機を予見し、ウオール街を出し抜いた4人の男たちの実話を描いた映画で、マイケル・バーリはその1人です。
この前、この映画を観たのですが、なかなか面白かった。
強烈な個性あるキャラが印象的。
株が好きな人はハマること間違いなしです。
逆張りって、ものすごいプレッシャーがかかりますよね。
そうそうできるものではないです。
少額ならできますが、大金となると、メンタルが弱い自分にはとてもできません。
株が好きな人は是非この映画を観てください。
おすすめです。
上場投資信託(ETF)「アーク・イノベーションETF(ARKK)」の銘柄は?
気になったので、上場投資信託(ETF)「アーク・イノベーションETF(ARKK)」の組入れ上位銘柄について調べてみました。
アークファンドのホームページによると、2021年8月20日時点のトップ10銘柄はこちら。
1・【TSLA】TESLA INC・・・10.56%
2・【TDOC】TELADOC HEALTH INC・・・5.59%
3・【ROKU】ROKU INC・・・5.40%
4・【COIN】COINBASE GLOBAL INC -CLASS A・・・4.94%
5・【U】UNITY SOFTWARE INC・・・4.63%
6・【ZM】ZOOM VIDEO COMMUNICATIONS-A・・・4.50%
7・【SQ】SQUARE INC – A・・・4.24%
8・【SHOP】SHOPIFY INC – CLASS A・・・4.15%
9・【TWLO】TWILIO INC – A・・・3.64%
10・【SPOT】SPOTIFY TECHNOLOGY SA・・・3.34%
です。
この中に、私のポートフォリオの銘柄が2つあります。
それは、テラドックとズームです!
バーリが予見する暴落に備えて売却すべきなのか。
今売却すると、ズームがプラス約20万円、テラドックがマイナス約2万円くらいです。
うーむ。
いや、やっぱり、どっちも投資した金額が10万円くらいの少額だからホールドにします。
ARKKの上位銘柄1位のテスラについては、私も懐疑的です。
あまりにも株価が高いと思っています。
最後に
伝説の投資家マイケル・バーリが動いたことに対して、アークのキャシー・ウッドはこう反論しています。
「イノベーション分野で爆発的な成長と投資機会を生み出すファンダメンタルズをバーリ氏が理解していると思えない。」
この勝負の行方が楽しみですね。
もし暴落が起こったら、絶好の買い場到来かも!笑
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